僕の生い立ち~治療編~
前回は両親へのカミングアウトをしたところまでお話ししました。
ここから治療編です!!
まず、一番最初に始めたのはホルモン治療からですね!
確か20歳の誕生日がすぎてから。
カウンセリングをしてもらったクリニックで注射してもらいました。
(4週間に1回のペースで250mg)
そこから1年後に乳房摘出手術を日本で行いました。病院の名前は名古屋にある南雲クリニックです。
カウンセリングをしてくださった先生に紹介状を書いてもらい、1泊2日で行いました。
昼頃病院について手術する時用の服に着替える
ほんでもってトイレ行けなくなるから尿カテーテルを入れて全身麻酔をする。
手術室に入った記憶はあるけどその後は記憶なくて起きたら病室。夜中の2時くらいに起きてああ、終わったんや。嬉しさが込み上げる😊
不安とかは特になくてワクワクしかなかったです🥰
でも、体を動かすと痛い。両胸脇からは血を抜くためのドレーンが付いていてその血と、尿カテーテルのパックに入った尿をDr.がとりにきてくれた。
翌日の朝11時くらいに退院、両親が来るまで迎えに来てくれて家に帰りました。
血を抜くためのドレーンは着けたままで胸にコルセットみたいなやつを巻いて圧迫してました。お風呂は入れなかったので体だけおねぇちゃんに拭いてもらう。
翌日の夕方、電車でまた病院に行ってドレーンを抜去しました。でっかいパーカーをきてドレーンはその内側に隠して行ったので特に問題なく病院に到着。痛みもあったし、麻酔であんまり感覚がなかったかな。あんまり覚えてないけど。
そして、家に帰宅。胸がなくなったことが嬉しくてしょうがなかったです🥺🥺
気になる金額ですが胸オペは73万くらいだったかな?
そのあと乳首を縮小する手術で30万くらいかかって合計で100万弱。
乳リンが高かったからそれを小さくする手術でそれは部分麻酔で手術しました。意識があるので痛みはないけど切られてる感覚はあって怖かったのでずっと目を閉じて看護婦さんに手を握ってもらってました。
胸の形も自然やし綺麗に取れたと思います😄
実はその当時会社にはカミングアウトしておらず、職場にはFTMであることを隠して仕事していました。
ホルモン治療を始めて少しずつ声が低くなってくるにつれて周りから風邪??
とよく聞かれるようになりました。又、髭もうっすら生えてきて女子なんやできれいにしなあかんやん~などと言われるようになり、疑われるのも時間の問題かもしれないと思い、乳房摘出手術の前に適当な理由で辞めました。
当時は女子更衣室を使っており、制服も女性用のものを配布されてしましたので、そこに対する違和感、罪悪感もありました。
仕事自体は好きな仕事でしたし、たくさんのいい先輩にも出会えて楽しかったです。
その先輩の中で最も尊敬している男の先輩がいました。その方は僕を女扱いせず、男の遊びをよく教えてくれました。
なぜかその人にカミングアウトするのがものすごく怖くて嫌われたらどうしようとか、気持ち悪がられたらどうしようとか考えてしまい結局やめる前に真実を伝えられませんでした。
乳房摘出手術が終わって少し経ったころその先輩から電話があり「久しぶり、飯でもいこーぜー!」とご飯に誘われました。
胸を取ってから会うのは初めてだし、疑われるかなーと思っていましたが何か聞かれたらカミングアウトしよう!と覚悟を決めていきました。
終始、今の仕事はどうだとか先輩が今やっている職場での新しい取り組みについて話をしたりして、いつもの感じで終わりました。
多分あの人鈍感なんやなーと思いました(笑)
術後は特にやりたいこともなく居酒屋でバイトをしてました。その間も月に1回のペースで電話をして連絡を取り合っていて居酒屋のバイトを始めて4か月後、これ以上嘘つきたくないなと決心し電話でカミングアウトしました!
最初はあまり理解できなかったみたいで混乱していたみたいですが、理解してからは
「もっとはよ言えよ~俺が上に掛け合って男子更衣室とか制服の問題、解決したったやん。戻ってこい!俺が上に言ったるわ!」と言ってくれました。
これはめっちゃうれしかったですね。
そして、元の職場に戻ることを決めました。
仲のいい先輩を集めて他の先輩にも同じようにカミングアウトしました!
みんなびっくりしてましたが、理解してくれました。そこから上層部に話を通して下さり、男子更衣室の使用、男子トイレ、男子の制服の使用など配慮してもらいました。
会社の職員には主任から全員に説明してくださり戻った際、気まずくなることもありませんでした。
一部の職員は僕の前の名前(あいりちゃんです😆)を知っていましたが、変更予定だった名前で呼んでくれました。
本当に感謝です!!
名前変更のために、変更予定の名前で年賀状送ってもらったり、職場の名札を変更予定の名前で作ってもらったりして色々証拠を残しといて家庭裁判所に名前の変更を申請。裁判官的な人とちょろっとお話しして割とすぐ認められました。
そして23歳の時、1か月間休みを頂きタイで子宮卵巣の摘出手術を受け性別の変更を行いました。
その時の写真
象さんにのりました。
海外での手術は不安30%楽しみ70%でしたね。
飛行機降りてから集合場所で待っててエージェントが迎えにきてくれました。
僕はG-pitさんを利用させてもらって子宮卵巣の摘出手術で航空券も合わせて56万円でした。日本でやるよりかなり安いと思います。
そこで、同じ時期に手術するお友達もできて最初はホテルに泊まって2日目に病院に一緒に行っていろいろな手続きをして3日目に手術したかな。
まず、陰毛をバリカンで剃ってもらう。尿カテ入れる。手術室行く。麻酔しておやすみ。起きたら病室。って感じです。痛みは結構強かったですけどペインフリーっていう機械があって痛かったらボタン押してねって言われてたのでボタン押す。あ、なんか痛くなくなった。麻酔なのかなあれは、わからない。
僕は切開法で手術しましたが傷跡は特に目立たないし良かったと思います。術後の出血も特になくて5日間観光することができました。普通に旅行楽しめましたー🤟🤟
術後は水に触れちゃあかんって事で防水のシールみたいなん傷口に貼ってもらって傷を塗っている糸も勝手に取れるやつやからってことでほかっといたら知らん間になくなってました。
これで一通りの治療は終了ですね。
継続して行っている治療はホルモン治療だけです!
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コメントでもOKです。
次回はホルモン治療によってどのような変化があったか写真とともに
紹介していきます!
2年前 ブリスベンのmuseumで!!
see ya soon!!
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